米国FED(連邦準備制度)は、3月20日から21日までFOMCを開催し、0.25%の利上げを決定いたしました。これにより政策金利は、1.5%-1.75%となります。
利上げは事前に想定したとおり。問題は、今後の利上げ方針ということですが、これも想定したとおり、ややタカ派(引き締め)なものとなりました。
今後の金利の方向性を示すドットチャートも、年4回の利上げを想定する委員が増えました。ニュース速報等では、ややハト派(緩和)な結果からドル安に動いたとか報じていますが、はっきり言ってタカ派です。ただし、事前に市場が織り込んでいただけの話だと思います。
また、トランプ政権による保護貿易政策による世界景気の減速を懸念したドル安(円高)の影響が大きかったのではないでしょうか。
こうしたインフレ圧力につながる政策のもとで、パウエル議長(FED)の政策実行は困難なものとなっていくと思われます。
引き続き、株式は買えない状況です。リスクオフポジションは継続し、バイオ株のヘッジとして先物を売り建てしました。
ポジション | 状況 | 方針 |
バリュー買い・グロース売り | 〇 | 維持 |
ハイイールド債の売り | ◎ | 維持(資源株の買いを終了) |
バイオ株の長期投資 | ◎ | ヘッジを実施 |