注視している米国長期金利の上昇ペースが上がってきました。リスクオフへのターニングポイントとしている3%まで、20bp程度となっています。このままでは年前半の早いタイミングでタッチするかもしれません。
シナリオとしては、
長期金利の上昇→リスクオフ→金融引き締めを緩和
といった流れを想定していますが、リスクオフ局面で慌ててリスクオフポジションをとっても遅いかもしれません。既に株式市場でもバリュエーションの高いハイテク株がもたつき始めており、一方で逆にバリュエーションの低い資源、金融株がしっかりしています。
従って、リスクオフフェーズへのポジションをとるタイミングとしてはいい局面と判断しています。株式の空売りには早いタイミングですので、現時点では、バリュー株のロング+グロースの株ショート、ハイイールド債のショート+資源株のロングを開始しようと思います。
クローズのタイミングは、長期金利が3%を超える水準に達するまでとします。株式が大きな調整をするときは、バリュー株もグロース株も同様に売られますから、それまでにクローズしておきたいです。