2017年4-6月 日本GDP速報
内閣府が2017年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値を発表しました。
GDPは、6四半期連続のプラス成長の4.0%(前期比年率換算)。事前予想(2.5%)を大きく上回りました。
牽引役は、内需で個人消費と設備投資。名目でも4.6%と2四半期ぶりのプラスとなっています。
個人消費は、1.9%、設備投資は、1.5%の寄与。輸出は、▲0.3%と3四半期ぶりにマイナスとなりました。政府支出や住宅投資は、それぞれ0.3%、0.2%とプラスを維持しました。
個人消費の高い貢献は驚きでした。設備投資は、FA関連企業、半導体関連企業の業績から大きく寄与するのではないかと考えていましたが、消費関連企業の決算からは、消費の高い伸びは予想できませんでした。賃金の伸びが見られない中で、個人消費の高い伸びの継続にはまだ疑問があります。
設備投資は、好調な世界経済の動向を受けてのことだと思います。世界経済は、米国の個人消費に左右されますので、この動向に注視したいですね。