電気自動車関連

イギリス政府は、7月26日、大気汚染対策のため、23年後の2040年から、全てのガソリン車とディーゼル車の新車の販売を禁止する計画を発表しました。また、トヨタ自動車は、2020年までに電気自動車(EV)の量産体制を整え、EV市場に本格参入するとの発表し、日本電産の永守社長は、7月26日の決算発表時に「自動車はすべてEVになっていくだろう。」と話しています。米国では、電気自動車のテスラモータースの時価総額がGMのそれを上回り、電気自動車の将来に対して高い期待がかけられている状況です。

内燃機関からモーターへ

EVといっても色々な種類がありますが、何がスタンダードとなるのかが問題です。世界的な覇権争いが起こっている状況なので、現時点での予測は困難です。しかしながら、いずれの場合でも重要なパーツは、モーターと電池ではないでしょうか? 幸いにもこれらの要素技術では日本企業が高い技術力をもっています。一方で、内燃機関部品関連の企業にとっては、死活問題となってきますね。テーマとしては長いものになると思いますので、多数の関連銘柄から徐々に絞り込んで投資していくことが良いのではないでしょうか。小型株の中から面白そうな銘柄をいくつか紹介します。

モーター関連

  • 7726 黒田精工 モーター回転部の「モーターコア」の供給メーカー
  • 6966 三井ハイテック 「モーターコア」の供給メーカー

電池関連

  • 4080 田中化学研究所 リチウムイオン二次電池の正極材 住友化学との共同開発、同社株を追加取得している。
  • 6619 ダブルスコープ リチウムイオン二次電池用セパレータの製造・販売が主たる事業。日本、韓国、中国及び米国に拠点を置いている。
  • 7271 安永 リチウムイオン電池の正極に微細な加工を施し、リチウムイオン電池の寿命を約12倍向上させることに成功したと発表した。

上記を含めて、タイミングを見てポジションをとって行こうと思います。