安定的にコツコツ運用する

いろいろな戦略

自己資金の運用については、収益を生活の糧の一部としていますので、安定的にコツコツと収益を積み上げるということを目標に投資を行っています。

具体的には「ロングショート戦略」、「イベントドリブン戦略」、「マクロ戦略」、「ロング戦略(純投資)」の4つの戦略に資金を分配して運用しています。ロング戦略以外はいわゆる普通の株式投資とは若干異なりますが、戦略の分散は、安定的に収益を得るには有効であると思います。

簡単に解説すると、ロングショート戦略は、安定的に収益を得るために、できるだけ市場全体のリスクをヘッジします。具体的には、割安な銘柄を買い持ちする一方、割高な銘柄を売り持ちし、これらの価格差が縮小することで収益化します。

イベントドリブン戦略は、ある出来事が銘柄の価格に歪みを生じさせる場合、その歪みをとらえて収益化します。例えば昨年の日経平均採用銘柄の入れ替えなどです。常にポジションを持つわけではありません。

マクロ戦略は、名前のとおりマクロ経済予測に基づく戦略です。ジョージソロスとかで有名ですね。現在、1/24にご報告したとおり、米ドルの買い、ロシア債券の買いが今のポジションです。米国株式の買いも行っています。

ロング戦略は、中長期のスタンスで、主に企業の成長を享受することを目標としてやっています。現在は、小型成長株が主体ですが、米株は大型株です。あまり多く持たずに3-5銘柄程度を限度としています。評価損を持つと心理上の負担が大きいのでエントリーのタイミングには注意を払っています。また同時にどういう状況になったら、売却するかもあらかじめ決めます。

この売却条件を購入時に決めておくという考えは、非常に有効だと思います。

今年の株式市場についてはやや強気を予想していますが、中国リスク、欧州の選挙の不確実性を考えると、変動性は高まると思います。ロングショート戦略は、変動性が高まった局面で収益が得られやすいので、その場合は配分をやや多めに行う予定です。イベントドリブン戦略は、今のところポジションはありません。

マクロ戦略は、現在、目標ポジションの半分まで積み上げました。市場環境を点検しながら、ポジションの完成をしたいと思っています。ロング戦略は、中国リスクや欧州の選挙で下げるようなことがあれば、買い増しを行うつもりです。