投資行動開始

忘れ去られた人々
トランプ政権が発足して、いきなり保護貿易とかが全面に出てきました。当然、為替も株も大統領選後の動きの反対方向に向かっています。

そもそもトランプ大統領がなぜ誕生したのか。トランプ大統領がよく口にする「忘れ去られた人々」の支持が原動力でしょう。いわゆるラストベルトで働いていた白人高卒男性に代表される人々です。

トランプさんが登場するまで本当に忘れ去られていたのだと思います。メディアが取り上げることもなく、ヒラリーさんには「嘆かわしい人たちの集まり」と馬鹿にされ、一方で米国経済は、世界金融危機のあとマクロ的には回復し、経済は順調だと思われてきました。

こうした人々に報いるためには、やはり米国への生産回帰政策をまずアピールすることは自然なことなのでしょう。難民、LGBT、マイノリティを支援することは「いいこと」で、グローバリズムについていけない自国の労働者を守ることは「甘やかし」なのでしょうか。しばらくはトランプ大統領のこのスタンスが続くかもしれないですね。

2017年の投資行動
2017年市場見通しを作成しましたが、実際の投資行動を考える必要があります。

経済予測がうまく出来ても、投資が成功しなければ投資家として意味がありません。現在は、トランプ大統領の保護主義スタンスで調整していますが、この調整はポジションをとるにはいいチャンスだと思っています。

最終的には米国の金利は上昇すると考えているため、現在の水準から、ドル円の買いと株式の買いを始めたいと思います。また、安定的な原油価格、金利の大幅な低下が見込まれるロシア債券の買いも行います。

2018年になると思いますが、ドル円レートが125円に達した場合、もしくは米国10年国債金利が3%に達した場合には、ポジションの解消を行う予定です。

その際、米国株ショートを検討し、米国実質金利の水準次第では、金への投資も念頭に置きたいと思います。

欧州の選挙でポピュリズムの動きがみられる場合には、ユーロの買いも考えたいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)